ぬれと相分離
外場下での流体系の相分離(流動・温度勾配)
スメクチック液晶の動的構造制御
セッケン二分子膜系は膜の揺らぎに起因する斥力相互作用により,ラメラ相,スポンジ相などトポロジーの異なる様々な相構造を形成する.この系にコロイド粒子を添加し電場でその揺らぎを制御することにより,膜の揺らぎ,ひいては膜構造を動的に制御することに成功した.例えば,ラメラ相を形成するセッケン二分子膜系にコロイドを添加すると,膜の熱的な揺らぎが抑制され,結果,その揺らぎに起因する斥力相互作用 (Heflich 相互作用) が弱くなりラメラ構造の秩序度は減少する.これに交流電場を掛けると,コロイドの一次元的な周期的運動によりラメラ相の秩序が回復することが見出された.交流電場の強度や周波数を変えることで,空間・時間軸において膜の動的な揺らぎを制御することに成功した.このことはフォトニック材料としての液晶膜の動的制御の可能性を示唆するものである.